門茂男著「ザ・プロレス365・2巻」でレポートされた「馬場と猪木・仁義なき戦い/殲滅指令頂上作戦」。その内容を要約、抜粋して記してみよう。
猪木とのタイトルマッチを明日に控えたその日、渋谷のユニオン事務所に猪木サイドの男から突如、電話がかかってきた。
新日のトップレスラーであるXに対し、馬場が高額ギャラ(50%アップと希望通りのボーナス=後の取材で判明)を提示し『セメントで猪木を半殺しにしてくれ! そうしてくれれば、その後の仕事は全日で面倒をみる!』と甘言を弄し、引き抜き工作を謀ったという内部事情をリークしてきたのであった。
この話を聞いた時の様子を門はこう記している。
「(猪木が)Xを遠慮なしのセメント・マッチでリングに眠らせ、TV中継で観戦している自分のファンたちの溜飲を思いきり下げてやればよいではないか?」
さらに続けて、
「Xなんぞ、腕の1本でもへし折ってやって、当分の間、第一線レスラーとしては使いものにならないようにしてやればいいのではないか!」
と門は胸の奥にあった思いの丈をこの猪木側近の男にぶつけた。試合当日、その側近の言葉が気になり注視を払いながらテレビ中継を観戦したが、画面ではプロレスが淡々と進み、猪木が満面の笑みで勝利者インタビューを受けていた。
ただのガセかと思いつつも何か釈然としない思いを抱いた門は取材を続けた。このトップシークレットの情報をどのようにして猪木側近が入手できたのか? その経緯に興味を持ち綿密な取材の結果、ほぼ全容を掴んだ。未完で終わった「ザ・プロレス365」では触れられなかった未公開の「極秘メモ」を紐解き、その全貌を今、ここに初めて明らかにする――。(簡易省略版 以下は有料本文へ続きます) 価格300円
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