日プロ末期の混乱期に大木vs坂口の確執から生じたUNベルト持ち逃げ騒動の顛末記を竹内宏介が暴露本で記した内容の額略を整理するとこうなる。
①=坂口がUNベルト持ち逃げを企む
②=それを阻止しようと日プロ幹部はバレンタインにボーナスを条件に坂口潰しを依頼
③=猪木が坂口助命のためバレンタインと密会し説得工作
④=その結果、何事も起こらずに坂口はバレンタインに負けタイトルを奪われる
①②の有力な根拠の1つとして某中堅レスラーからのタレ込み情報があったことを竹内は記しているが、その情報がただの噂話の類なのか、あるいはセメント潰しをバレンタインに依頼した幹部から直接聞いた話かは確認作業されてないようだし、検証もされていない。取材不足、取材が甘いと言われても仕方あるまい。実際、ファンもご承知の通り、坂口の無気力試合であっさりと負け、バレンタインは高千穂(次期UNチャンピオン)への繋ぎ役の大任を果たすべくタイトルを奪取している。
ベテラン記者の竹内でもミスリードに導かれた大きな原因があったのである。それは一体、何か? ③は確かに事実であった公算が強い。だが竹内は③の事実に惑わされある真実を見落としてしまいその罠に嵌ってしまったのである。その罠の正体とは?
昭和46年13回ワールドリーグ戦決勝戦で起きた「セメント猪木潰し事件」とを結ぶ点と線の関係とは? デストロイヤーには依頼し○×には依頼しなかった謎に今回の核心に触れる事実があったのである。門メモに残されたその生々しい事実からその真相を抉る!
(簡易省略版② 有料ブログへ続きます) 価格500円
スポンサーサイト
テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ