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元レスラーが語るオフレコ話~シナリオ無しの試合は可能か?~

プロレスでセメント勝負といったら一般人がいきなり隣人を襲って命を取ることと同じですよ。それこそ殺人者じゃないですか! 相撲のガチンコ(真剣勝負)と同じようでプロレスでは違うんです。相撲はガチンコで勝っても対戦力士はまず、死にはしません。負傷の危険性は高いですが土俵を割るなり手を付くなり体を転がせばそこでストップ、試合は終わりです。つまり死を免れることができます。

それがルールというものなんです。殺し合いをルールによって制御し、格闘技をスポーツに昇華させたわけです。ボクシングでグローブを着けるのが良い例でしょう。素手で殴りあえばどうなるか…。凄絶ですよね。パンチを打つ方も骨折は間違いありません。プロレスは素手でパンチもキックもOKじゃないですか。その通りに行えば殺し合いになるでしょう。そうしないのがショーである所以です。手加減して効いたように見せるのが似非格闘技ショーの原点ですよ。

そもそもプロレスは5秒内なら反則も許されること自体、八百長ルールですがその場合ブッチャーのようにフォークでメン玉や脳天、金玉、心臓を突き、刺し殺せばいいわけじゃないですか。理屈ではそうなりますよ。こんな殺し合いがリングで本当にできると思いますか?リング上のアクシデントは罪に問われないですが、それはショーを演じててミスった時の場合に限るはずですよ。故意にフォークで刺し殺したら立派な殺人罪になりますよ!

もちろん、これは半分冗談で言ってますが、凶器禁止、反則厳禁の場合のガチンコ試合は想像できますか? 普段、見ている試合とはまるで違う異質な内容になるでしょうね。グラウンド中心の関節技の応酬…アマレスのような試合運びというのが基本ではないでしょうか。アマレスはガチンコスポーツですからそこに収斂されていくのは一つの事実でしょう。プラス相撲であり、柔道空手、サンボといった個人格闘技の要素が含まれていくでしょうね。

そうするとバーリ・トゥードのアルティメット、MMAの姿が浮かび上がってきます。ここで大きな問題となってくるのが先ほども俎上に上った素手を認めるかどうかです。打撃系ですと素手を認めると凄絶な修羅場と化します。もはやスポーツではありません。文字通り、殺し合いでしょう。

では掴めるグローブを着用かと言いますが、これも中途半端でレスラーには不向きです。もちろんルールで打撃を厳禁できますが、そうしますと他の格闘技(オクタゴンのUFC等)に変容し、レスラーが闘う進化したシリアスなプロレスの試合にはならないわけです。ここが大きなネックではないでしょうか。それだったら最初から他の綜合格闘技を見ればいいだけです。そうすると技術はそちらの方が長けているわけですからレスラーが闘うものではないと思うんです。

ファンが望むプロレスの試合とはシナリオ無しのエンターテイメントではないでしょうか。勝ち負けは事前に決めておかず、それこそ、その時の技の限界を競い負けたという自主判断・納得を持ってフォールなり、ギブアップをして終了という試合システムです。これにはレフリーがとても最重要となります。レスラーが効いた振りのインチキを瞬時に見破り、戦いの続行を即す冷静な格闘家の判断能力が要求されます。

疲れたといって3カウントされることを図るレスラーも続出するでしょう。これを防ぐには前にも述べましたが勝利の意義を持たせることでしょうね。勝利勝率がギャラに反映されるシステムにすべきなのです。つまりプロレスを限りなくスポーツに近づけたエンターテイメント・ショーに脱皮させることが、プロレス復興の道であると思うんです。「勝てばギャラがアップ」が原点ですよ。

これまでのプロレスの楽しいプラスの要素は残しつつ、弱い者は負けるスポーツの当然の定理・原則を導入し、厳守する方向で歩めば必ずファンは支持してくれるはずです。

力道山のプロレスは試合中に何度もセメントが生じ、レフリーがそれを抑えながらプロレスを進行させたと聞いています。見せ技のダイナミックな要素を残しながら痛め技で戦意を無くさせ決め技でフォールするという草創期の姿に戻るべきなんです。

相手を痛め技で自分の実力の優位を知らしめて相手がそれを納得してから決め技でフォールという試合の流れが完成します。これだと勝負は配役で決めるのではなく実力で決まるというスポーツ性が重視されます。

シナリオでAの勝ちが配役されていてもAの技が鈍重で痛め技にも納得させる力が無いと対戦相手のBが不服であれば、レフリーが次に配役を交代しBがAに痛め技を駆使しAの戦意を喪失まで追い込めば、その時点でAが自ら負け役を認めたことになり、それをレフリーも同じ判断を下せば、後はAが見栄えのある華麗な決め技でフォールするという…つまりは シナリオ変化のセメントテイストのプロレス誕生です。これこそが一級のエンターテイメントではないでしょうか。


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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

ブロマガ

紹介文:門茂男主宰のユニオン元会員で、同氏には長年に渡りご交誼を賜った。ライフワークであった「ザ・プロレス365」の未発表を含む取材メモを見せて頂き、その要点を再構成した「門茂男メモ」と数名のプロレス記者から入手した情報をベースに記した昭和プロレスのテーマに迫ります。
ミスター高橋の「流血~」本で白日の下に暴かれたプロレスの実像ですが、単なる暴露もので終わるのではなく、門氏が追及したレスラーの人間性にまで同じように迫りたいという思いです。

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プロフィール

シンタロー

Author:シンタロー
プロレスのテレビ初観戦は小学生前の幼少期に祖父宅で見た力道山プロレス。その当時、一番印象に残っている試合は降参しないと足が折れると技の恐ろしさを足4の字固めで教えてくれたザ・デストロイヤーや、吸血鬼を連想させる噛みつきで相手を出血させるレスラーの怖さを知らしめたフレッド・ブラッシーよりも、幼心にはコミカルな妙技で笑い転げたミゼット・レスラーとのタッグマッチであった。それは祖母が馳走してくれた三ツ矢サイダーの味と共に脳裏に刻まれている。放送日の詳しいことは不明だが、昭和35年8月にミゼット・レスラー(名前は不詳)初来日の記録がある。テレビ観戦がその時期のどの試合であったかは今となっては調べようもないのが残念である。
一般総合雑誌・書籍編集者として多数のプロレスや格闘技関係の企画立案に参画し、馬場、猪木、大山倍達、木村政彦を始め多くのレスラーや格闘家を取材。プロレス界のご意見番・門茂男氏とは編集ジャーナリストの大先輩として長年に渡り公私ともども御交誼を賜った。お会いする度に未整理、未発表の「ザ・プロレス365」のラフ原稿を見せて頂き、同時に門氏が口頭で語った様々なある事件の真相や噂(裏付けが未確認)を氏の了解を得てノートにまとめ「門メモ」として所有する元ユニオン会員。

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